会話。
かつて、これだけばーちゃんと
話しただろうか…
今日はずっと彼の話をする…
お猿ちゃんは数十年のうち、
ほんの何回か数える程度しか
お逢いしていなかったが、
話を聴けば聴くほど、
男前だと思った
話を聴きながら、こっちが
何度も泣きそうになるが…
そして、
男前がもう一人いる事がわかった
それは、『母』自身だった
話をしているばーちゃんの瞳には
常に涙が溢れそうになるが、
今回にまつわる
気持ちの整理の仕方や、
それまでの彼と交わした会話や、
彼がばーちゃんにしか
話さなかった事や、
そのどれもこれもが
男前同士の付き合いだったと感じる
素晴らしいな…
こんな付き合いが出来てた2人の事を
お猿ちゃんは勝手に
誇りに思う…